いつだって夏に戻れる。刺激的なサマーソング。

 

本日紹介するのは、僕の愛するバンドCzecho No Republic(チェコ・ノー・リパブリック。以下、チェコ)から

 

「Electric Girl」

 

です。

 

今年(2016年)の7月にリリースされた4thアルバム「DREAMS」の#3として収録されています。以前紹介した「Dream Beach Sunset」とあわせて、このアルバムを引っ張っている1曲です(「Dream Beach Sunset」についてはこちらの記事をご覧ください→Dream Beach Sunset / Czecho No Republic)。 

 

「DREAMS」ジャケット

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(オフィシャルHPより引用)

 

それでは、MVをどうぞ。

 

画像クリックで動画再生スタート

(youtubeより引用)

 

MVが曲の雰囲気をしっかりビジュアル化できている気がします。バチっとハマっている。すごくいい。これは、以前紹介した「Fire Work」のMVなんかにも言えると思います。MVにおいて大事な要素ではないでしょうか(「Fire Work」についてはこちらの記事をご覧ください→Fire Work / Czecho No Republic)。

MVについては、原稿の段階で大分長々と書いてしまったので、思い切ってカットしました。ですので、以下のインタビュー記事に譲ることにします。概ね僕の書きたかったことが書いてあります。

www.cinra.net

 

この曲も、タカハシマイさん(以下、タカハシさん)がメインボーカルをつとめています。以前紹介した、「For You」もそうですが、タカハシさんはロングトーンを歌うのが得意なのでこういう曲は向いていますね。「For You」はキュートなポップさが売りですが、この「Electric Girl」のキャッチーな感じも素敵です(「For You」についてはこちらの記事をご覧ください→For You / Czecho No Republic)。

 

また、この曲には深いリバーブ感があります。イントロのところとかすごい好きです。聴いていて心地よいですよね。

おそらくそれとも関連すると思うのですが、「Electric Girl」は、チェコの曲にしては音が少なめというか、ひとつひとつの音を粒立たせているように聴こえます。この曲の作詞・作曲も武井優心さん(以下、優心さん)なのですが、「最近、引き算が上手くなった」ということを砂川一黄さん(以下、砂川さん)がおっしゃっていたのはこういうことなのかなーと。先に指摘したリバーブ感は砂川さんのギターの音作りによるところもあると思うので、この曲の良さはチェコチーム全員の力によって成り立っているのでしょうが。

優心さん本人も、そういう意味でこの曲に手応えを感じているようで、あるインタビューでは次のようにおっしゃっています。

 

武井 (中略)でもとにかく、「Electric Girl」は自分の中では上手くいった曲です。音も多くないから、1つひとつの音が全部重要で。パズルのピースをはめるようなイメージで作っていきました。

(音楽ナタリー「音楽と一緒に外へ出よう 夏を彩る新作完成 Czecho No Republic」(2016年)より引用)

 

それから、山崎正太郎さん(以下、正太郎さん)のドラムが好きです。

「ほらもう夢中だよー」(ドッドッドッドッドッドッドドドンドドドンドドドドドド)

ここがお気に入り。僕、正太郎さんの躍動感が好きなんです。

 

そして、この曲にはファンとして注目したいことがあります。それは、この曲のタイトルにgirl(女の子)が出てきている点です。

これまでのチェコの曲には「Don’t Cry Forest Boy」「Call Her」「girl friend」「Nowhere Boy」など(他にもたくさん)のように男の子を中心に据えている曲はたくさんありますが、女の子が曲の中でグッと前に出てきているのは「Hello, My Friend Sophie」ぐらいでした。そのため、新鮮さを感じます。もっとも、「Hello, My Friend Sophie」も「Electric Girl」も、ある女の子を男の子からの視点で描いたものなので、主人公が男の子であるという点に変わりはないのですが。

ただ、この「Electric Girl」が収録されているアルバム「DREAMS」には「Shiny Girl」という曲もありまして。こちらはチェコの曲で初めて、はっきり、くっきり、しっかりと女の子が主人公として描かれています(応援ソングっぽい感じなので主人公というよりはターゲットという言い方の方が正確かもです)。この曲をタカハシさんが作詞・作曲をされているからというのもあるかもしれませんね。いずれにしてもファンにとってはひとつのサプライズだと思います。今のチェコというバンドのモードを表しているともとれます。

もしかすると、こういうところに僕がずっと魅力を感じながらも言葉にできないでいる「チェコらしさ」を掴むきっかけがあるのかもしれません。

 

もちろん、ここまで書いてきたことは、一ファンのこじれた考えでもありますので、「DREAMS」の聴き方として、「Electric Girl」と「Shiny Girl」を比べてみるという純粋な楽しみ方もあると思います。どちらの女の子も魅力的です。

 

そうそう。曲の最後の一節について気になっていたのですが、次のようなインタビューがありました。ナイスな質問ありがとうございます…

 

―なるほど。では、ここからは楽曲ごとに聞きたい事を伺います。3曲目『Electric Gril』についてですが、終盤の「I havent felt that good,since 92」という一節が耳に残りました。これは何を示しているんですか?

〔武井〕僕が大好きな『Trainspotting』という映画があるんですが、その中でも特に好きな台詞のサンプリングなんです。けっこう過激なシーンで出てくる言葉なんですが、ユーモアが効いているというか。この一節が楽曲の核になるというものではないんですが、スキャット的な意味合いで聴いてもらえると嬉しいですね。

(eggman「Czecho No Republic interview」(2016年7月2日)より引用)

※〔〕部分は僕が編集しました。

 

 

僕は実に甘ったれた人間なので、夏になれば冬が恋しいと言い、冬になれば夏が恋しいとついつい言ってしまいます。でも、この曲があれば大丈夫。イヤホンをしてそっと目を閉じた時、まばゆい太陽ときれいな海、はじける笑顔がきっと浮かんでくるはずです。

「Electric Girl」は、「夏だけの曲」ではなく、「夏を創りだす曲」です。そういった意味で、この曲を刺激的なサマーソングと形容してこの記事を締めくくりたいと思います。もうすぐ始まるツアーで聴くのが楽しみです。

 

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それでは。

 

この記事は、Czecho No Republicの「Electric Girl」(作詞・作曲:武井優心)という曲のレビューです。